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2026.08.25ブログ

時のはなし~怪談編~


今日はとても暑い日で、県内でも40℃を超える酷暑日となる場所もありそうですね。
そこで、思い切って涼しくなろう!……ということで、本日は夏のとある風物詩の歴史についてお話させていただきます。
今日のテーマはずばり、「怪談」です。



妖怪


納涼の楽しみとして、怪談は今や夏の風物詩の一つとなっています。ではなぜ怪談は夏の風物詩として定着したのでしょうか。

その背景には、お盆の文化と江戸時代の歌舞伎がありました。昔の人々は、お盆になると祖先の霊がこの世に戻ってくると信じていました。
しかし、戻ってくるのは祖先の霊だけではなく、強い恨みを持つ霊や無縁仏なども現れると考えられていたため、幽霊や妖怪は現代よりも身近な存在だったのです。
また当時の江戸には冷房設備がなく、夏の芝居小屋は非常に暑い場所でした。そのため人気役者の多くが休養を取ったり、避暑地へ巡業に出たりしており、劇場には若手の役者がたくさん残っていたのです。狂言作者の鶴屋南北はそんな役者たちを使って怪談芝居を手がけ、『東海道四谷怪談』が大きな人気を博しました。怪談芝居は夏の定番演目となったのです。
以降、人気役者が不在の時期でも、大掛かりな舞台装置や特殊効果を用いた怪談作品が観客を集めるようになっていきます。このように、お盆の風習と歌舞伎興行の工夫が結びついたことで、怪談は夏の風物詩として広く親しまれるようになったのです。




いかがでしたでしょうか。
最近は、冷房機器が発達したこともあり怪談だけで涼しくなることは滅多にないかと思いますが……
たまには怖い話を聞いてみて、背筋から涼しくなってみるのはいかがでしょうか?

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